店長からの教え ~相手の立場になって考える~

店長からの教え

昼ピークが終わり、時計に目をやると15時過ぎ、そろそろ休憩の時間だ!
店長に対しての申し訳ない気持ちがあるせいか、いつもなら店長よりも我先に休憩に入るのだが「店長、たまには先に休憩入って下さい!ディナーの仕込み俺がやっておくんで!」と自然に店長に声をかけていた。
店長は少しびっくりした顔で、
「お…おぅ、ありがとう、でもどうした、ゆういち。なんかやましい事でもあるのか?」
「い…や、いつも俺よりも早く来ているのに、俺の方が早く休憩に入るのってどうなのかな…って思ったんで」
「おぅ!そうか!嬉しいな! ゆういちも【相手の立場に立って考える!】って事が少しわかってきたんだなぁ!そぅか、そぅか! 仕込みはあともう少しで終わるから、たまには一緒に飯でも食いながら休憩するか?」
「は、は…い!」
店長に自分の心を見透かされているのかは、解らないが・・・、自分の些細な一言から、店長とランチ休憩に行くことになった。
ここで、店長にしっかりと謝ろう!そして、今度こそ、どんな”気持ち”で働いているか聞いてみよう!そう心に決め、店長とランチに向った!

私が働いていたステーキ専門店は、大型モールの3階にテナントとして入っていた!席数100席あり、ランチ、ディナーのピークタイムは、この100席がものの見事に埋まり、外までお客様が並んで待つようなお店だった。
モールの3階は、グルメ階となっており、約10店舗の飲食店が並んでいた。
うちの隣の隣の定食屋さんが、このグルメ階で断トツの売上1位のお店だった。

時計は16時ちょっと前を指していた。
「ゆういち!じゃあ飯食いに行こう!」
「はい!どこに行きます!」
「あんまり時間もないし、隣の定食屋にしない?あそこいつも混んでるから、勉強になると思うし!」
「俺は、どこでもいいので、そこにしましょう!」お店の制服から、私服に着替え、お店に向った!

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学びポイント

・相手の立場に立って考える
・giveを与える

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