飲食店の再来店するきっかけ作り~スタンプカード編~

店長の悩み解決

リピーターさんを増やす為には

  • お客様にお店を忘れさせない工夫
  • お客様に再来店を促すきっかけ作りをする

この2点が必要でした。前回の記事では「お客様にお店を忘れさせない工夫」について紹介しました。

今回は、「お客様に再来店を促すきっかけ作りをする」方法について紹介します。

スタンプカード(ポイントカード)

まずは、代表的な「スタンプカード(ポイントカード)」です。

  • 来店毎
  • 金額毎

に一定の個数のスタンプを押し、ある個数になったら特典が付くカードです。今は大手チェーンは、「アプリ」を導入しており、逆にこのような、アナログなスタンプカードは差別化になります。特にシニア層が多いお店では、アプリよりもスタンプカードの方が効果が出るケースもあります。低コストで始められ、誰もが知っている販促物の為、不要な説明が要らないのもメリットです。まずは、スタンプカードの作成からお勧めします。

さる店長
さる店長

説明不要の「スタンプカード」低コストで始められるよ!

反応率を上げる、スタンプカードの運用方法

ポイントカードの運用を始めたのだから、結果に繋げたい!と誰もが思うはずです。そこでスタンプカードの反応率を上げる、ちょっとしたコツを紹介します。

  • すぐ貯まる
  • スタンプ開始の人は、多めにスタンプを
  • 途中特典を付け、離脱率を下げる

この3点を紹介します。

すぐに貯まる「スタンプカード」を作る

「来店100回で、1回無料券をプレゼント♪」こんなスタンプカードを、もらっても「どうせ期限内に貯められないな・・・」とお客様に思われてしまっては、意味がありません。逆に、「あと2回くらい来店したら貯まっちゃうんじゃない!」とお客様に前向きな気持ちになってもらえれば、スタンプカードを動機とした来店率向上に繋がります。私の運営していたお店では、

スタンプカード例

①スタンプ欄20個のカードを作成

➁500円毎に1個スタンプを押す

(1万円で満タンになる)

➂有効期限は1年間

で実施しておりました。客単価2,000円前後のお店だった為、1名で来店されても5回程度、ご家族で来店された場合は、1撃で貯まるケースも多々ありました。このように、比較的すぐにポイントが貯まる仕組みを作ることが重要です。以前のでも伝えましたが、新規のお客様がリピート化する為には、3回目までの来店が重要であり、逆に3回目以降の来店に関しては、特に大きなサービスが無くても来店頻度に大きな影響は出ません。よって、3~4回程度で貯まるポイントカードを作成することで、来店頻度があがり、お店を忘れにくくすることが出来ます。

初回来店者には、スタンプを多めに押して渡す

心理学の法則で「エンダウド・プログレス効果」というものがあります。

エンダウド・プログレス効果

ゴールに向かって若干の前進を感じたときに、人はよりゴールに向かうモチベーションを上げようと努力する心理的効果

例えば、

A)10個スタンプが貯まれば、割引になるスタンプカード

B)12個スタンプが貯まれば、割引になるスタンプカードに2つスタンプが押されている

この例の場合、どちらのスタンプカードも、スタンプを10個集めれば割引を受けられます。しかしながら、必要とするスタンプの数は同じにも関わらず、後者の(B)の方が、「ゴールに近づいている、前進している」と感じるため、スタンプカードの利用が促進され反応が良くなります。

これらの事から、私のお店では、スタンプカードの新規作成時には、必ず「おまけで1つ」多めにスタンプを押して、お客様にお渡ししていました。

さる店長
さる店長

初回来店者には、スタンプを多め押そう!

途中特典をつけて「離脱率」を下げる!

例えば、20個貯まると割引特典が付くスタンプカードに、途中の10個でミニ特典をつけてあげることで、離脱率を下げることが出来ます。人は大きな目的を達成する為に、小さな達成しやすい目標を設定することで、モチベーションが上がり、継続することが出来ます。例えば

目的:異性にモテたい!

目標:ダイエットで3ヶ月間で10キロやせる

目標➁:という事は、1ヶ月間で3.3キロやせる

目標➂:その為には、1日30分の運動をする。

このような考えは、「スモールステップ」と呼ばれます。

目標のダイエットで3ヶ月間で10キロやせる!よりも、1日30分の運動をする!の方が、やるべき事が明確になっており、モチベーションが上がるのです。少し脱線しましたが、達成しやすい目標を設定してあげることで、お客様のモチベーションが下がることを軽減することが出来るという事です。

さる店長
さる店長

スモールステップ」を活用し途中特典を付け、離脱率を下げよう!

スタンプカードをアプリ化したい場合

スタンプカードを運用した方が良いというのは分かったけど、やっぱりアプリで運用したい!と言う方には、「LINE」で使えるポイントカードから始めてみるのをお勧めします。LINEユーザーは日本国内で9,400万人を超えており、高校生~シニア層まで、携帯を持っていれば、皆LINEのアプリは使っている状況です。そんなみんなが使っているLINEの公式アカウントである「ショップカード」を使えば、無料で様々機能を使えます。

LINE公式アカウント「ショップカード」とは?

・無料で使える

・来店毎にポイントを付与できる

・付与する特典を設定できる

・告知が出来る

・利用データの分析が出来る

・LINEの友達数の増加を促せる

など、無料で多くの機能を使えます。詳細はLINE公式ホームページにて確認してください。

まずは、圧倒的にユーザー数の多いLINEの「ショップカード」を活用し、無料で効果測定をし、必要があれば、オリジナルアプリへ移行していくのが良いと思います。

さる店長
さる店長

まずは、LINEの「ショップカード」を使うのがおススメだよ!

まとめ

お客様に、お店を忘れさせない工夫の1つである「スタンプカード」。低コストで始められ、かつ効果は抜群です。お客様もスタンプやポイントが貯まっていくの過程を楽しんで来店に繋がり、お店側は、スタンプカードを通して、来店頻度が上がり、お客様・お店側共にWIN-WINとなります。全くコストをかけたくない方には、LINEを活用すれば無料で始められるので、まずは行動してみると結果が変わってくると思います。ぜひチャレンジしてみて下さい。

次回は、スタンプカード以外の来店するきっかけ作りの仕掛けについて紹介します。

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