飲食店では、日々色々な問題が発生します。
- 急な欠勤
- 食材切れ
- クレーム発生
- 什器が壊れた などなど
何にも問題が発生しない日は無いと言っても、過言ではない程、毎日毎日、日々目まぐるしく状況が変わって行きます。いわば常に「逆風」が吹き荒れている状態です。そのような逆風の状況でも、成果を出し成長を遂げているお店や店長は沢山います。今回は、以前先輩から学んだ「ヨット理論」をご紹介します。
ヨット理論
ヨットって風を利用して進みます。追い風であればもちろん前に進みますし、向かい風でも、風に併せて帆を動かすことにより、45℃くらいの角度で、ジグザグに前に進むことが出来るのです。しかしながら、唯一ヨットが前に進まない状態があります!そうです。それは、無風状態!この状態では、手漕ぎで前に進むしかありません!飲食店に例えると
順風(追い風) ・・・物事がうまく行っている状態 / 成功要因が発見できる
無風 ・・・何も起こらない状態 / 問題が発見しにくい
逆風 ・・・問題が発生している状態 / 問題が発見できる
このように整理すると、逆風の状態は、お店の問題点や課題点が浮き彫りになり、それらを改善することが出来れば、お店として店長として、さらに成長できるという事です。好きの反対が嫌いではなく「無関心」と言われるように、逆風を上手く活かすことで、前へ進めると良いですよね!
ヨットが唯一前に進まないのは「無風状態」。逆風を活かせば前に進むことが出来るよ!
逆風の活かし方
それでは、どうやってこの逆風を活かすのか?
①逆風だからと言って「諦めない」
➁角度を変えて考えてみる
この2つのポイントが大切だと思います。
逆風だからと言って「諦めない」
今、スラムダンクが映画で大ヒットしておりますが、その有名な安西先生の名言
最後まで・・・希望を捨てちゃいかん
諦めたら、そこで試合終了だよ!
お店を運営していたら、何かがいつもと違う事が起こらない事がない!と言うくらい目まぐるしく、色々な事が起きます。言わば、毎日のように「逆風」が吹き荒れている状態です。そこで、「もういいや!」と投げ出して、先送りにしてしまえば、その場は楽ですが、問題は解決しません。また人間は、問題に対して悩んでいる時間が1番のストレスと聞いたことがあります。諦めずに動くことで、解決に少しずつ向かっていきます。
角度を変えて考えてみる
ヨット理論で、逆風でも帆の角度を動かすことで、ジグザグに前に進むことを学びました。この通りいつも見ている視点を少し角度をずらしてみることで、新たな発見があります。例えば、
夜業態 ⇒ 昼業態へ
店内飲食 ⇒ テイクアウトへ
店内商品提供 ⇒ 冷凍自動販売機へ
有人 ⇒ 無人へ
これらはすべて、コロナで苦戦したお店が、逆風の中、諦めずに角度を変え考え実行した一例です。これらの行動で、コロナ前よりも売上高、利益高を伸ばしているお店も沢山あります。視点をずらして逆転の発想をしてみると、今までにない斬新なアイディアが生まれることがあります。
視点をずらして考えると、新たなアイディアが生まれるよ!
まとめ
飲食店を営業していれば、日々必ず何かしらの問題が起き、逆風と対峙することになります。そのような時に、逆風を真向に受けて耐えるのではなく、逆風を活かし、視点をずらして考えることで、新たな発見やアイディアが生まれます。そのアイディアを行動に移し、諦めずに行動する人が成長する人です。ぜひ逆風を活かし、ヨットのように進んでいきましょう!
コメント