【2025年始シフト】まだ間に合う！たった５分で埋まった方法１選

飲食店で、１年で１番忙しい１週間。それは「年末年始」。私も数多くの飲食店の方と情報交換をしますが、この期間に「過去最高日商」を記録している店舗が大多数です。そんな沢山のお客さんが来てくれる年末・年始！この期間の店長の悩みと言えば、「働いてくれる人」が集まるか？この一択だと思います。毎年この期間になると、売上の心配よりも「シフトの心配」の方が遥かに大きいと思います。私の携わっている飲食店の皆様も、

時給を上げようか？
お年玉を支給しようか？
超短時間の勤務でもお願いしようか？（１日１時間など）

など、今年は、どのような特典をつけて、シフトを埋めようか！毎年会議が開催されております。ここ最近では、働き手が集められずに休業する店舗も多くなってきているのが実態です。

そのような中で、時給アップなどの追加特典なしで、５分間でシフトが埋まった実例を紹介します。早速結論ですが、【OB・OGに連絡を入れる】これ１択です。たったそれだけ？？？と思う方がいらっしゃるかと思いますが、騙されたと思って、ぜひやってみて下さい。やって良かったという結果が必ず出るかと思います。私が実施した内容をもう少し詳しく紹介していきます。

さる店長

OB・OGは、即戦力になるので、シフト貢献大！

卒業するスタッフとＬＩＮＥで繋がっておく
退職アルバイトさんのリアクション数
ＬＩＮＥ送信時の注意ポイント
実際に入ってくれた、OG・OBへの配慮
まとめ

卒業するスタッフとＬＩＮＥで繋がっておく

皆さん、飲食店アルバイトの退職率って何％くらいかご存知でしょうか？厚生労働省による令和3年雇用動向調査の「産業別入職・離職」の結果を見ると、飲食サービス業の離職率は【25.6％】と全体平均の【13.9％】と比べ約２倍の数値となっております。このことからも、採用したアルバイトさんの１/４は退職することが分かります。

仮に１年おきに考えてみると、アルバイト数30名でスタートした飲食店は、１年後には約８名退職することが分かります。減った人員を求人募集などで充足させる活動をするわけですが、その中でも一定の割合で退職が発生しますので、５年営業すると、【年間８名×５年＝４０名】の退職者が出るわけです。

この退職者さんと繋がっておくことが、まず大切です。この後リアクション数の詳細を説明しますが、退職するアルバイトさんとの関係値が深ければ深いほど、リアクション数が上がり、ピンチの日に助けてくれる確立が上がります。退職するアルバイトさんは、その後、急遽助けてくれるスーパーサブ的にもなりますし、今後のお店のお客様にもなります。ぜひ良き関係値を築き、良い関係で辞めてもらえるように最善を創りましょう。

さる店長

卒業するアルバイトさんは、店長次第でその後、「スーパーサブ」にも「良きお客様」にもなり得るよ♪

退職アルバイトさんのリアクション数

今回、１/２のシフトがなかなか埋まらず、その日限定で、卒業OB・OGにＬＩＮＥを流しました。

ただこんな定型文を、一斉送信すると、５分後には２名承諾のLINEが届き、１日後には10名の卒業生からシフトに入れると連絡があり、あっという間に人員不足が解消されました！以下今回の数値をまとめたものです。

今回は私のスマホに登録されていた、卒業したOB・OG100名に上記定型ＬＩＮＥを送信しました。日頃から連絡を取っている子、退職してから一切連絡を取っていなかった子も含めて100名に送信したので、比較的仲の良かった子に限定すればもう少し数値は上がるかとは思いますが、ざっくりこのような数値が出たので、参考にして頂ければと思います。100名に送信し、既読になったのは70％の70名。この70名が返信してくれた数が50名（返信率約70％））、そしてこの50名がシフトに入ってくれたのが10名（成約率20％）という結果になりました。

結果的には100名にＬＩＮＥを送信し、10名がシフトに入ってくれるという結果！良い結果なのかは分からないですが、正月に10名もの人を集められたのは凄いと思います♪

ＬＩＮＥ送信時の注意ポイント

ここでＬＩＮＥを送信する際の注意ポイントを１つだけ上げておきます。それはＬＩＮＥを送信する際、相手が断りやすいように逃げ道を用意しておいてあげる事！これをする事により、上記の既読率・返信率が上がり、結果的に成約率があがる可能性が高いからです。

また、今回の取り組みで気づいた点が改善点があるのでこちらも紹介します。それは、一斉送信ではなく、段階的に送信すること。まとめると以下のような優先順位で送信すると良いと思います。

まずは、日頃連絡を取っている人や、仲の良かった人を中心にＬＩＮＥを送信すると良いと思います。実際シフトインしてくれたＯＢ・ＯＧの90％はこの①と②のゾーンの人たちでした。

なのでまずは、①と②の人たちでシフトに入ってくれる人を何名か集め、シフトに入ってくれる子と仲の良かった子にＬＩＮＥを送信すると、更にシフトイン率が上昇するのではないかと感じました。こちらは機会があれば、効果検証し結果を共有したいと考えております。以下のようにＬＩＮＥ送信すると良いと思います。ぜひ参考にしてください。

実際に入ってくれた、OG・OBへの配慮

いざ、OG・OBの出勤当日！

制服
名札
制服や名札の横にちょっとした一言メッセージ

これらの準備を忘れずに！今回の成功事例を他店長等に伝えると、お菓子や特別時給を用意してあげた方が良いのでは？？？と提案がありました。それはもちろん用意できるのであれば用意した方が良いとは思いますが、今回働いてくれるOB・OGは、お金やインセティブと言うよりは

またあのお店で久しぶりに１日働きたい
店長に世話になったし、恩返ししたい
久しぶりに○○さんと会いたい
あの時よく食べてた賄いを食べたい

など、【お店やお店で出会った人との思い出をもう一度体験したい】という想いの方が強いと感じています。なので、スタッフ同士で談笑する時間を作ってあげたりとか、昔のエピソードと感謝を手紙などに添えてあげてみたりとか、昔の写真をあえてバックヤードに貼っておいたりとか、そんな「エモい」演出が出来ると、OB・OGも「お店で働いて良かった♪」と思ってもらえると思います。インセンティブも大切ですが、まずは「感謝の気持ち」を伝えましょう！

まとめ

飲食店の１年間で最も忙しい年末年始が間もなくスタートします。店長さん、シフトの埋まり状況は如何でしょうか？まだシフトが埋まっていない店長さんは、ぜひＬＩＮＥを見返してもらい、過去働いていたＯＢ・ＯＧにメッセージを送ってみて下さい。どうせ送っても・・・っと思わず10名にメッセージ送信すれば１名は協力してくれる人が出てくるはず！最後まで諦めず人員確保に努めて下さい。

▼▼▼シフトの埋め方については以下の記事もぜひ、参考にしてください。