店長さんの仕事をする上での大きな悩みの種である「シフト作成」。このシフト作成がスムーズに行けば店長さんの仕事のストレスも軽減できると思います。とはいえ、どこの飲食店も人手不足の状況かと思います。そこで、今回は、アルバイトさんへのシフト交渉術について紹介します。ぜひ参考にして頂き、シフトのストレスを少しでも軽減できるようにしていきましょう。
シフトが埋まらない理由
まず、シフトが埋まらない理由を考えてみましょう。それは
アルバイトさんとのコミニケーション不足に尽きると思います。
シフト作成者が変わった途端、シフトが急に埋まるお店になった。という事は当たり前のように起こります。このことからも、アルバイトさんと日頃からコミュニケーションを取り、シフト交渉しやすい土台を構築できているかどうかが大きな要因となります。
まずは日頃から、アルバイトさんとのコミュニケーションをとっていきましょう。
シフト交渉において、一番重要なのは、アルバイトさんとのコミュニケーションだよ!
アルバイトさんの感情
シフト提出日、シフトを集めスケジュール入力すると、人手不足の日が多数!店長がストレスのたまる瞬間ですよね。安心して下さい。逆にシフト提出日でシフトが埋まりすぎてしょうがない。といった飲食店はごくごく少数であり、ここからが店長の力の見せどころです。まずはシフトを出すアルバイトさん側の立場になって考えてみましょう。
- まだ予定が分からないから、とりあえず、絶対に出れる日に出しておこう
- なんか週末は予定入りそうだから、とりあえず休みにしておこう
- この日は午前中だったら働けるけど、いつもは夕方から出勤してるから、どうせ働けないだろうから、シフト希望ださなくていいや
- 3時間だけなら働けるけど、なんか気まずいから、休みにしておこう
全員が全員とは言いませんが、特に、飲食店で活躍している学生さん達は、概ねこのような感じでシフトスケジュールを提出しています。ここで気づいたことありませんか?そう出されているシフトは、だいたいが「とりあえず」で出されているのです。(主婦の方やフリーターさんは例外です)
っと言う事は、交渉の余地があるという事!まずはこの前提を頭に入れることが重要です。特に新人店長さんは、アルバイトさんへシフト交渉することが「悪」と思っている方もいますが、交渉の仕方や伝え方で、逆に頼りにされていると思ってもらえることもあります。思い込みを捨て、まずはアルバイトさんと積極的にコミュニケーションを取り、交渉できる土台を作りましょう。
余談ですが、アルバイトスタッフへ週の勤務時間についてアンケートを取ったお店のデータがあるのですが、
アルバイトの理想勤務時間(週):24.8時間
アルバイトの現実勤務時間(週):14.7時間
と約10時間のギャップが発生していたとの事です。このアンケートからも本当はもっとシフトに入りたいと考えているアルバイトさんもいるはずです。ぜひ積極的に交渉をしていきましょう。
「とりあえず」でシフトを出しているアルバイトさんが多数!交渉する余地はあることを理解しよう
シフト調整をお願いする時のポイント
それでは、実際シフト交渉をお願いする時のポイントを紹介していきます。
- 可能な限り対面で!
- 回りくどく言わずストレートに伝える
- アルバイトさんの話を聞き、譲歩した交渉を心がける
- アルバイトさんが、断りやすいように逃げ道を用意する
- 仲の良いアルバイト友達に交渉してもらう
可能な限り対面で交渉しよう!
今は、LINEなどのチャットでシフト交渉のやり取りをする方が大多数だと思います。もちろんLINEなどでの交渉でも良いのですが、1番効果的なのはやはり「対面」での交渉です。対面では、相手の表情や声のトーンなど、直接感じ取れる為、テキストでは伝わらないニュアンスが拾えます。また、曜日や時間帯など、アルバイトさんの希望や要望をダイレクトに聞きながら交渉出来る為、よりスムーズな交渉となります。交渉に効果的な順番は以下の通りです。
①対面
➁電話
➂LINEやメール(テキストツール)
極力、アルバイトさんの表情を見ながら交渉出来る「対面交渉」で実施してみましょう。
対面交渉が一番効果があるよ!
回りくどくなく、ストレートに伝える
「○月○日、人が少なくって困っている。○○さんの力を少しでも借りたい」とストレートに伝えた方が、交渉された側も気持ちが良いものです。ここで肝心なのが、シフトの協力してくれたアルバイトさんはもちろんの事、仮に予定が既に入っており、シフト協力が難しかったアルバイトさんに関しても、「シフト検討してくれたこと」「シフト交渉の話をきいてくれたこと」に関して、しっかりと感謝の言葉を伝える事です。相手の時間を奪って交渉していることを忘れずに、常に感謝の念を持つことが、交渉では必要です。
交渉時には「感謝の念」を忘れずに!
アルバイトさんの話を聞き、譲歩した交渉を心がける
アルバイトさんのシフト提出は「とりあえず」で出していると伝えました。なので、交渉の中で
- 2時間だったら働けます!
- ○日と○日を入れ替えてくれるなら働けます!
- 早めに上がらせてくれるなら働けます!
など、この条件が叶うのであれば、働けます!という条件が出てきます。その条件に難色を示すのではなく、相手に歩み寄り、譲歩することで、アルバイトさんは安心し、シフト提出回数が増えてきます。
こうでなくてはダメ!という決まりがあるのであれば、考え方を柔軟にし、交渉することで、シフト交渉がスムーズに進むことでしょう。
アルバイトさんが、断りやすいように逃げ道を用意する
アルバイトさんは、店長からシフト交渉されると断りにくいものです。そのせいで、交渉内容によっては、「無理やりシフトに入れられた」とアルバイトさんに思われてしまう事もあります。このように思われてしまうと、足元のシフトは埋まっても、アルバイトさんとの信頼関係に影響が出て、次のシフト、来月のシフト、半年後のシフトに悪影響が出かねません。「無理しないでね。」「他に用があるなら大丈夫だよ!」など、アルバイトさんが断りやすい言葉を投げかけ、断る時に「罪悪感」を軽減できるような配慮が必要です。
仲の良いアルバイト友達に交渉してもらう
これは私がよく実践していた方法です。仲の良いアルバイト友達に交渉してもらう事で、時間が空いていれば出てくれますし、本当に用があれば、その友達に気兼ねなく断りを入れていました。店長が直接交渉するよりも、フランクな交渉となり、シフト協力するにしても断るにしてもハードルが一段下がり互いにとってWIN-WINとなる為、効果的な良い方法です。
友達同士の交渉は、効果抜群だよ!
まとめ
皆さん如何でしたでしょうか?店長さんにとって悩みの種の「シフト交渉」。ぜひこの記事で学んだことを実践して頂き、少しでもストレスが軽減して頂けるなら幸いです。
また、「私はこんな交渉をしています!」という方がいれば、ぜひ問合せ欄にコメントを頂けると嬉しいです。よろしくお願いします!
以下の記事は、店長にとって必要な「スキル」や「経験」を私の実体験を元にストーリー形式で学べる記事となっています。ぜひこちらも参考にしてみて下さい!
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