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飲食店の創業計画書⑨利益計画と売り上げの変動

飲食店の創業計画書のうち、ここからはまとめの部分になります。

ここまでを読み込んだ担当官はすでに融資をするかしないかの判断をつけています。

融資をするという判断をする場合、ここから先は「ここまでの記載と矛盾がないか」の確認で読み込むことになります。

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港区赤坂で共同で行政書士前場亮事務所を運営。飲食店の創業融資、営業許可のサポートを得意とする。自身も2014年まで飲食店を経営。ワインも得意でソムリエコンテストの優勝経験がある。

 

利益計画と売り上げの変動

利益計画の記載

利益計画は、おおよそいつごろから黒字になるか、黒字だとしたらどれくらいの規模で、いつまでそれが続くのかが重要です。

また、当たり前ですが融資をする側は返済されることを前提で創業計画書を読み込みますので「返済されるのかどうか」もここではっきりと記載をします。

このケースは商業施設の集客力を副次的に利用するいわゆる「駅前商売」のようなものなので、早期に黒字化を果たすと記載しています。

これが駅前でなく、個人店のフレンチや居酒屋、あるいはラーメン店であればこうはいきません。

通常は半年程度は赤字が続き、その後に黒字化を果たすというのが一般的です。

この辺りは融資担当者も理解していますので、甘い見積もりをしていると遠慮なく指摘されるので注意しましょう。

 

売り上げの変動の記載

飲食店であれば常にお客さんがいっぱいというのは考えにくいでしょう。

駅前や観光地であったり、よほどの認知度があれば常に満席ということも考えられますが、それを期待して創業融資を受けるのはやや無理があります。

もちろん、業態によっては一定の売り上げが見込める飲食店もありますが、一個人の最初の一店舗目なのでいきなり集客力のある立地での出店ができることはまれでしょう。

それであれば売り上げには変動があるのが普通なのです。

 

大きな変動

ここでは、大きな変動と小さな変動の二つを短期と中期で記載しています。

10年以上の長期の見通しは融資担当者からすればどうでもいい問題なので記載する必要はありません。

短期の変動は月ごとの変動、中期の変動は年ごとの変動とここではとらえています。

 

中期の変動では、今回のパターンでは集客力があり、さらにブランディングがすでにできているのでスタートダッシュが見込まれます。

ここでは1~2年目はピークの売り上げ、3年目以降は緩やかな下降曲線になり、一定程度のラインをボトムとして推移すると予測をしています。

逆に専門料理店であれば最初の一年間はトータルで赤字で2年目以降黒字に転換し、徐々に売り上げが上がるという見込みも立てられます。

芸能人の経営のお店や有名シェフのお店でもない限り最初の年がピークの売り上げ予測はさすがに見込み違いを指摘されます。

 

短期の売り上げの変動

短期の売り上げの変動は、要するに月ごとの変動ととらえてください。

一般的には1月、2月、8月は閑散期と言われています。

1月2月は12月で散財した消費者心理が影響し、さらに営業日数が少ないので売り上げは減ります。

逆に3月や12月は年度末やクリスマスで宴会やデート需要が見込めるので売り上げは上がります。

ただし、これらは一般的な飲食店の場合です。

チョコレート専門店であればバレンタインのある2月に売り上げが集中するでしょうし、かき氷屋であれば夏に売り上げが集中するでしょう。

この辺りはあなたの経験がものを言います。

しっかりと記載をすることで担当官は経験の有無を確かめますので必ず業務ごとの経験を反映させましょう。

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監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。
特に飲食店関連は関東県内を中心に創業融資の獲得をはじめ、各種許認可のコンサルタントも務める

行政書士 前場亮事務所
107-0052 東京都港区赤坂9‐1‐7赤坂レジデンシャル534
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