創業計画書自分でやる!創業計画書の書き方飲食店の創業融資飲食店開業の知識

飲食店の創業計画書のひな形②|表紙と創業動機

では早速事業計画書を見てみましょう。

今回は表紙と創業動機を記載していきます。

通常は創業計画書の最初の書き出しは創業動機を記載しますが、当事務所は最初に結論と要約を記載しています。

こうすることによって融資担当者は結論がわかっているため、安心して読み進めることができるメリットがあるのです。

 

表紙から1枚目はこちらをダウンロードしてください(PDF)

 

また、こちらのページから読み始めた方は、

創業計画書作成の心構え

をまずは一読することをお勧めします。

 

港区赤坂で共同で行政書士前場亮事務所を運営。飲食店の創業融資、営業許可のサポートを得意とする。自身も2014年まで飲食店を経営。ワインも得意でソムリエコンテストの優勝経験がある。

 

創業計画書の書き出し

表紙を記載する

 

では、最初の一枚目ですが、ここは単純にこのまま真似てもいいでしょう。

 

あなたの名前

あなたの住所

あなたの連絡先

出店するお店の名称とジャンル

お店の読み方

出店するお店の住所

作成日

を記載しています。

 

重要なことは、だれの事業計画書なのか、どこで開業を考えているのかなどの基本的事項が記載されていることです。

また、例えば読み方を書き込んだり、作成日を記載することで「なんとなく親切そうな計画書だなあと」思わせることも可能です。

ただし、あまり気をてらうと小手先の技術で装飾しているのではないかと勘繰られますのでほどほどにしておきましょう。

 

結論と要約

 

前述したように、当事務所は最初に結論と要約を記載するようにしています。

この結論と要約は、融資担当者にとっての結論と要約です。

融資担当者は、

貸したお金が利息も含めて返せるのか

が唯一のチェックポイントなので、その結論を簡潔に記載し、その理由を添えます。

 

また、ここで事実と予測の二つを完全に分別して記載していることに気づくかと思います。

 

事実

1500万円の融資の希望

自己資金は1500万円

保証人と担保の用意がある

 

予測・願望

初月から黒字の予定

返済の見込みは高いと考えている

 

これらを完全に分別して説明することによって担当者は「この人は第三者目線で記載ができている」と思わせることができるのです。

 

例えばこれを

 

このお店は初月から絶対に黒字で返済が必ずできる事業内容です

 

と記載したらどうでしょう?

「そりゃあそうであれば最高だけど、今の段階では何とも言えないじゃん」

と思われて商売に対する認識の甘さを指摘されるのがオチでしょう。

 

創業動機

この事業計画書では、脱サラしてFCチェーンで独立をしようというオーナーの創業動機です。

通常は実務経験の要件がありますので、脱サラしていきなり飲食業で融資を受けるのは現実的ではありません。

この場合はFCであることと、そのノウハウを得ることで十分に成功が可能だということをアピールしています。

 

開業希望者の中には、

 

業務経験が弱いんじゃないか

業務経験の職種が偏っているのではないか

・経験した業務内容とこれからやるお店のカテゴリーが違うのではないか

 

と思う人も多いかと思います。

これらの場合はすぐにあきらめて「では記載しないほうがいいんじゃないか」という気にもなるかもしれません。

しかし、いろいろな開業希望者と話をすると、全く完全なひとはほとんどいません。

これらのよわみがあるのは誰にでもあるものだと考えていいでしょう。

 

では、事実のまま記載すればいいのかと言われればそれも違います。

もちろん事実を捻じ曲げるのはよくありませんが、

 

「こういうところにやや不安はありますが、その不安を払しょくするためにこういう努力をしました」

「こういう不安はご指摘をされるところかとは思いますが、理由としましては~」

 

などをしっかりと記載しましょう。

 

創業動機は情熱をもっとも示すところですので、ここでは9割を情熱で書き込みましょう。

逆に言うと、ここ以外は情熱的に語る部分はほとんどありません。

創業動機で読む人をぐっと引き込み、応援したいという思いにさせるのがベストでしょう。

 

応援したくなる人の創業動機とは?

彼らは仕事で融資をしているので、好き嫌いで物事を判断するということは基本的にしません。

しかし、とはいえ人間ですから応援したい人の計画書はやはりしっかり読み込もうということになるものです。

では、融資担当者から見た応援したくなる人とはどのような人でしょうか?

この場合、「返済できそうな人」は当たり前ですし、そのうえで応援したくなる人を検討しましょう。

 

・コツコツ努力して、長年の思いを実現するときが来た

・何度か融資直前で断念したが、準備をして再チャレンジをした

・自信の苦い経験、うれしい経験を事業に生かそうという場合

 

これらの人は自然と応援したくなるものです。

事実は外さずに、ややドラマチックに記載をしてもいいでしょう。

 

応援したくない人とは?

では逆に応援したくない人の創業動機とはどのようなものでしょう。

 

・金儲け以外に動機がない

・悪いところが一つもなく、ケチのつけようがない

・努力のあとが見受けられない

・短かすぎる

 

前述したように、創業動機はあなたの情熱を短い文章にぶつけるところです。

にもかかわらずこれらであれば「ああ、この程度なんだ」と思われることもあるかもしれません。

もちろん、融資担当者はお金が帰ってくればそれでビジネスとしては問題はないのですが、同時に「それだけではない」という人情も持ち合わせています。

 

融資を受けて、それを返済するのはおおよそ5年間はかかります。

融資をする側からすれば、あなたがこの期間に飽きてほかのビジネスをされては困るのです。

だいたい1ページ弱でいいので、しっかりと記載しましょう。

 

簡単な経歴を記載する

また、創業動機の次にあなたの簡単な経歴を記載しましょう。

今回の場合は脱サラなので不動産部門での勤務ですが、飲食業の経験であれば

 

・株式会社〇〇 レストラン〇〇 副料理長

・〇〇株式会社 居酒屋〇〇店 マネージャー

・〇〇株式会社 ホテル〇〇 飲料部 課長

 

などと具体的な職務名も記載します。

 

料理コンテストや接客コンテスト、ソムリエコンクールでの入賞経験があればそれも記載しましょう。

 

次のページは、事業の具体的内容とその強みを説明します

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