飲食店開業の知識

飲食店営業許可申請で保健所とうまく付き合うためのコツ

飲食店営業許可は、窓口である保健所とのやり取りが必要です。

私のような行政書士であればそれこそ毎日のように行政庁の窓口に行きますので、どのような癖があって、どのように接すればいいのかの大体のコツをつかんでいます。

しかし、それは職業として何度もやり取りをしているからできるわけであって、一般の方が最初に許可申請をするときには「なかなかハードルが高いなあ」と思うこともあるかもしれません。

ここでは、初めて保健所の申請をするときに、どうすればスムーズに申請から許可までを済ますことができるか、そのコツをご紹介します。

私は行政書士事務所を東京都港区赤坂で運営していて、飲食店関連の手続きが得意で毎年1000件以上の相談を受けます。

手続きそのものも様々な案件を多数うけていて、その経験から「ここをおさえればほぼほぼ大丈夫」というポイントをおさえています。

是非ご参考ください。

港区赤坂で共同で行政書士前場亮事務所を運営。飲食店の創業融資、営業許可のサポートを得意とする。自身も2014年まで飲食店を経営。ワインも得意でソムリエコンテストの優勝経験がある。

 

飲食店営業許可で保健所とうまく付き合うコツ

心構え

いきなり精神論で申し訳ないのですが、この後に具体論をご紹介しますので少しお付き合いください。

飲食店営業許可の申請をする人のほとんどは、すでに飲食店で何年も経験を積み、それこそ飲食業界についてはプロの方でしょう。

実際に私も窓口でプロのシェフやマネージャーらしき方が窓口で担当官とやり取りをしているところを見ることも多いです。

ただし、飲食業界のプロが申請のプロであるかは全く別問題だととらえるのが妥当であると私は考えています。

特に経験が豊富な方は自信があるぶん、保健所の担当官に高圧的な態度をとってしまったり、自分の常識を保健所の常識として話してしまって溝を作ることも多いですね。

前述のとおり、もちろん申請者は飲食業界のプロですが、同様に窓口の検査官は食品衛生のプロです。

プロ同志ではありますが、この場面は許可申請ですので圧倒的に保健所の職員に軍配が上がります。

スムーズに申請から許可になる場合は、決して対決姿勢をとらず、保健所の審査官と歯車を合わせられる人に多いような気がします。

逆に「俺の経験ではこれでいいはずだ」「ほかのお店では通っているのに何でダメなんだ」という姿勢でいても、彼らは仕事で淡々と審査をするだけなので、いつまでたっても話が前に進みません。

 

必ず事前相談に行こう

では、保健所とうまく付き合うコツの第一ですが、当たり前ですがある程度の青写真ができた段階で必ず保健所を訪ね、事前相談に行きましょう。

ここでのコツは、

・出店予定地

・お店の図面

・提供する料理やドリンク

・営業開始予定日(希望日)

この4つをはっきりさせたうえで相談に行くことです。

この辺りがあいまいだったり答えられないと保健所の担当官もいくら何でもアドバイスのしようがありません。

お店の図面にかんしては、ラフ案でも構いません。

客席と調理場の大体のまどりと調理場の設備を手書きでいいので用意しておきましょう。

かならず「今度〇〇で出店を予定しているので事前相談に来ました」と窓口で伝えればたいていの場合はその場で相談に応じてくれます。

ここでしっかりと窓口と歯車を合わせることができるかどうかはその後の流れに大きな影響を与えますので、しっかりと対応しましょう。

 

申請の日は、3時間は時間をとろう

事前相談ができれば実際に申請書を作成して申請をしますが、不慣れな場合は手堅く3時間は時間をみつもっておきましょう。

もちろんすんなり申請が済めば20分もあれば手続きは完了しますが、一般の方の場合は申請書に不備があったり、図面がおおざっぱすぎたりして修正が入ることも考えられます。

最悪な場合、書類や情報が足りずに出直しということもあります。

会社での申請なのに登記簿がない、地図を忘れたなどのことも考えられますし、なによりも余裕がないとミスを誘発します。

3時間もあれば仮に書類が足りなくても何とかなりますし、計画をずらさずにすむでしょう。

開業前はどうしても時間がなくて3時間もとることは難しいかもしれませんが、できる限りおおめに時間をとって損はありません。

 

暇な時間帯を狙う

これは本来であればあってはいけないことなのですが、保健所にも暇な時間帯と忙しい時間帯があって、暇な時間帯のほうが担当官も心に余裕があって適切なアドバイスが期待できます。

そして、初めての場合はやはり暇な時間帯を狙うのがベストでしょう。

一般的に、保健所は朝8時半から午後5時半までですが、さすがにあさイチはあわただしいので例えば8時45分などはねらい目です。

逆に5時半ギリギリに言っても彼らは就業間際ですので「できれば明日に回してほしいなあ」が本音でしょう。

普通のひとは、申請は一大イベントなので心の準備も含めて午後に回しがちです。

そのため午後1時から3時くらいは申請者の数もおおく、しかも保健所の担当官も検査に出かけていて手薄なことが多いのです。

もし本当に時間に余裕があるのであれば午前の、できる限り早めの時間を狙いましょう。

 

余計なことはいわない、きかない

「そんなやついるの?」と思うかもしれませんが、実際に私が経験したことなので事実ですが、隣の窓口で

俺の知り合いが議員をやっていて、その人から言ってもらって許可にさせる

といっている人がいました。

おそらく現状は許可にならないような図面で保健所の担当官にいろいろ指摘されて憤慨しているのでしょう。

しかし、いまどき政治家が保健所に口利きをしたら社会問題になってしまいますし、そうなればそのお店はネガティブなイメージを持たれてしまいます。

これ以外にも

・ほかのお店はこれで大丈夫なのに、なんでだめなの?

・スイングドアって、検査が終わったら外していいの?

・後で写真を持っていくから、それで許可にしてよ

・営業までにはそろえるんで、今はいいでしょ?

こんなことを言われても担当官はいい顔はできません。

担当官は仕事でやっているので許可になる案件は許可にしますし、そうでない場合は許可にはなりません。

たしかに、検査の当日に足りない場合、許可証発行の時に足りなかった部分の写真を提示することで大丈夫、ということはあります。

しかしこれは保健所の手心で助け舟を渡されているのであって、申請者から求めるものではありません。

 

まとめ

いかがでしょうか。保健所とうまく付き合うコツをご紹介しました。

・かならず事前相談に行く

・保健所の担当官に歯車を合わせる

・高圧的な態度を取らない

・余計なことは言わない、聞かない

・保健所の暇な時間帯を狙う

これらは実は保健所だけでなくて、どの窓口でも共通するコツでしょう。

もっと言ってしまえばこれから開業をするにあたって「応援される姿勢」ともいえます。

 

保健所の担当官も仕事なので、許可要件を満たしていない案件に許可を出すわけにはいきません。

一見すると意地悪な態度に映ることも、彼らからすれば淡々と仕事をしているに過ぎないのです。

それであれば、できる限り気持ちよく仕事をしてもらうほうがスムーズですし、「この案件を許可にできるようにしっかりアドバイスしよう」という気持ちにもなるものです。

是非ご参考いただければ幸いです。

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監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。
特に飲食店関連は関東県内を中心に創業融資の獲得をはじめ、各種許認可のコンサルタントも務める

行政書士 前場亮事務所
107-0052 東京都港区赤坂9‐1‐7赤坂レジデンシャル534
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