飲食店開業で個人事業と法人(会社設立)を選ぶ時のポイント

飲食店を開業するときに、個人事業で運営するか、あるいは会社を設立して運営するかを悩むことがあるかもしれません。

結論から言えば個人事業での開業も、会社を設立しての開業もどちらにもメリットとデメリットがあるので、必ずしもどちらがいいとはいいきれません。

逆にいえばそれらのポイントを押さえれば選ぶことそのものは難しいことではないといえます。

この記事を書いた人 前場亮

港区赤坂で共同で行政書士前場亮事務所を運営。飲食店の創業融資、営業許可のサポートを得意とする。自身も2014年まで飲食店を経営。ワインも得意でソムリエコンテストの優勝経験がある。

個人事業と法人での営業

個人事業で営業するメリット

私は行政書士として多くの開業のお手伝いをしますが、意外かもしれませんが7割は個人事業のクライアントです。

個人事業で開業するメリットは何と言っても手続きが簡単で、さらに開業までの期間を短縮できることにあります。

さらに、開業後の手続きも会社での運営よりも一つ一つが簡略化されていているのでとにかくラクです。

飲食店経営の場合は、例えばあなたが一人で運営できるようなこじんまりしたお店で、一店舗を長く続けたいというような場合は個人事業で全く問題ありません。

 

会社で運営するメリット

では会社で運営する場合のメリットはどのようなものがありますでしょうか。

一番目はもちろん規模を拡大して運営するときに会社を設立しているほうが断然拡大させやすいというところです。

さらに、規模が大きくなればなるほど税制面での優遇があり、これももちろん大きなメリットです。

 

例えば最初から株式上場を目指してスタートするような気構えであれば個人事業で始めるよりも最初から法人を設立して営業するほうが早いです。

仮に一店舗であったとしても、大きな規模であったり、売り上げが大きく望めそうな場合も会社での運営がいいでしょう。

こうなると従業員も増えてきますので、従業員の側からすれば個人事業よりも会社であったほうがやはり安心感があります。

 

また、たとえば賃貸契約の時に個人では保証人がつけられないという場合に会社を設立して、その会社が賃借人になり、あなた個人が保証人になるということができる場合もあります。

 

会社で運営するデメリット

会社を設立して運営するのは上記のようなメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。

一つ目は最初に会社を設立するときにお金がかかるということです。

一般的なもっとも簡単な仕組みの株式会社出会っても、設立登記で20万円はかかります。

あなた自身で設立できればいいですが、ほとんどの場合は行政書士や司法書士に設立を依頼することのなりますので、その費用も掛かります。

さらに、個人事業よりも一つ一つの手続きに手間が多く、私の経験上、倍近い手間がその都度かかると思っていいでしょう。

 

個人事業のほうがいい場合とは?

例えば一店舗の居酒屋やカフェをあなたと数人のアルバイトでやろうという場合は会社を設立する意味は見出しにくいかもしれません。

このような場合、本来は税理士や社労士に依頼するような手続きも頑張ればあなた自身でできます。

売り上げは少なくてもいいから自分の好きなことをやりたい、という場合はこれらの費用を少しでも抑えたいと考えるのが普通でしょう。

それであれば個人事業のほうがよほどメリットがあるのです。

 

会社で運営したほうがいい場合とは?

会社で運営したほうがいい場合とは、前述した個人事業のほうがいい場合以外の全部と考えていいでしょう。

最初は小さく始めていても、いつの間にか売り上げが大きくなってしまったということも考えられます。

対外的に見ても会社を設立しているほうがやはり耳障りもいいですし、従業員のモチベーションにもいい影響が望めるかもしれません。

複数人で出資をして始める場合に個人事業だと逆に契約関係が複雑になるということもありえます。

 

単純に規模や売り上げだけでなく、会社を設立して運営することはメリットが大きいのです。

 

個人事業で始めて、のちに会社を設立する

例えば「最初は事業がどの程度の規模になるかもわからないし、自分の性格も確認してみたい」ということもあると思います。

このような場合に、まずは個人事業ではじめてあとで会社を設立してそちらで運営するということもできます。

このことを「法人なり」といいます。

法人なりは、設立の時は会社設立の手間と、個人事業から会社への移行という手間がありますが、リスクヘッジという面からすれば最も賢い始め方かもしれません。

 

 

まとめ

飲食店の開業で、個人事業か会社での運営かで悩むこともあるかと思いますが、実際にはここに挙げたことを検討することで簡単に決めることができます。

また、個人事業で始めても、のちほど会社設立をして営業をすることはさほど難しくはありませんので、最初は個人事業で様子を見ても問題はないでしょう。

 

 

私が見てきた中でもっともダメなパターンは、個人事業のほうが明らかにメリットが大きいのに、対外的な格好の良さだけで会社を設立するパターンです。

確かに名刺に「代表取締役~」とあると悪い気はしませんし、自分が偉くなった気もするものでしょう。

しかし、会社は運営し続けなければあなたが社長であることはできません。

飲食店の開業は、あなたの人生での大きなターニングポイントです。

しっかりと事業の内容やあなた自身の性格を分析して決めるようにしましょう。

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